MOSS上でIRMライブラリを構成するには、単にRMS サーバを立てて終わり、というわけには行きません。
いくつかMOSS用に設定を行ってあげる&注意が必要ですので、簡単にまとめておきます。
- MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する
- RMS サーバ上の[C:\Inetpub\wwwroot\_wmcs\Certification]フォルダにある「ServerCertification.asmx」に、MOSSのWebサーバとMOSSのサーバーの全体管理サイトのアプリケーション プールのアカウントに「読み取りと実行」の権限を追加してあげる必要があります。
- MOSSにRMSクライアント(SP2)をインストールする
- MOSSのWebサーバに、単にインストールするだけでOKです。
- 特にOffice アプリケーションなどをインストールする必要はありません。
- サーバーの全体管理でIRMを構成する
- ここで設定を通す時、管理用サイトのアプリケーションプール(既定でSharePoint Central Administration v3)のアカウントでIRMを構成しに行きます。つまり、このアカウントがドメインアカウントでない場合、うまく構成できません。
- Local SystemやMOSS サーバ上のローカルアカウントで構成していると、「サーバーでアクセスが拒否されました。サーバーへのアクセス権が得られるまで、IRM は機能しません。
- 使用されたドメイン アカウント名: "MOSSサーバ名$@ドメイン名」というエラーが表示されてIRMを構成できません。
- ちなみにこのエラーは、「MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する」をちゃんと設定していない場合も表示されます。
- 設定オプションで「この RMS サーバーを使用する」を指定した場合、使用するRMSサーバ名は「http://RMSサーバ名」形式で指定します。
- サーバー名のみ、¥¥サーバ名などで入力すると、エラーで構成できません。
- IRMを有効にするライブラリ/リストで設定を行う
- ポータル上のライブラリやリストで、IRMの設定を行います。
- この場合も、ポータルをホストしているWeb アプリケーションのアプリケーション プールをつかってIRMの構成をしに行くので、アプリケーション プールで使用するアカウントはドメイン アカウントが必要です。
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