2007/11/30

IRM ライブラリ関連の参考情報

■MOSSの権限とRMS権限のマッピング

アクセス許可レベルをカスタマイズするときに、役に立つかと。 http://technet2.microsoft.com/Office/f/?ja-JP/library/073bfc71-7b01-4b77-bdc3-ac018889d54b1041.mspx これだけだと、すべて必須なのか組み合わせ次第なのかまだ分かりづらいとは思いますが。

Office SharePoint Server 2007 の権限

IRM 権限

権限の管理、Web の管理

クライアントで定義されているように、フル コントロールです。この場合、ユーザーは通常、権限が管理されているコンテンツの読み取り、編集、コピー、保存、およびその権限の変更を行うことができます。

リスト アイテムの編集、リストの管理、ページの追加とカスタマイズ

編集、コピー、および保存の権限。必要に応じて、これらの権限を持つユーザーが、ドキュメント ライブラリからのドキュメントを印刷できるように設定することもできます。

リスト アイテムの表示

読み取り権限。ユーザーはドキュメントを表示できますが、そのコンテンツをコピーまたは更新することはできません。必要に応じて、リスト アイテムの表示権限を持つユーザーが、ドキュメント ライブラリからのドキュメントを印刷できるように設定することもできます。

その他

IRM 権限に対応する他の権限はありません。

■IRM ライブラリ関連のエラー&トラブルシューティング

まだ英語しかないようですが、IRMライブラリがらみのエラーのイベント ID一覧、対応方法等々です。

http://technet2.microsoft.com/windowsserver/WSS/en/library/287fcedc-309c-4c32-ad1e-9e4030d524df1033.mspx

2007/10/30

ADで削除されたアカウントのプロファイルDBでの動作(2)

ADで削除されたアカウントのプロファイルDBでの動作 で書いていたんですが。 MOSSでADからプロファイルのインポートをおこなった場合、AD上で削除されたアカウントは、プロファイルDBから削除されるようになっていた、と。 どうも、完全ではないっぽい。 確かに、この前検証したときは、2つの異なる環境でやって、どっちでも削除されてました。 なんですが。 別件で気になることがあって、試していたら、ちっとも削除されません。SPS 2003と同じように非アクティブとしてマーク(インポートに含まれていないプロファイル)はされています。 前回検証したときは、動作確認だけではなくて、ちゃんとドキュメントもしらべて(というよりは、逆ですね。削除されると記述されているドキュメントを見つけて、これおかしくない?、と思って試したので)、正しい動きだと判断したので、掲載したんですが。 どっちが正しいのだ~??? どっちも一長一短なので、どっちでもいいんですが。。どっちなんだかは決めて欲しい。

利用状況レポートの云々

旧バージョンに比べると、MOSSでは利用状況のレポートがグラフィカルになって便利になった!という触れ込み。

のはずが。

サイトによって、グラフィカルだったり旧バージョンのものだったりと、まちまちでした。

きになったので、ちょっと調べてみました。

まだ整理しきれていない&正確な情報ではないかもしれませんが、利用状況がらみのレポートで、現時点で見えていることをまとめておきます。

 

メニューとしては、

サイト利用状況のレポート:/_layouts/usageDetails.aspx     ⇒旧バージョン

サイトの利用状況レポート(アクセスした後の画面名は、サイトの利用状況の概要):/_layouts/spusageweb.aspx     ⇒グラフィカルなやつ

と表示されます。

 

見た目で判断するには…。「の」の位置が違う…んですね。

 

 

これらの違いは、どうやらサイトの機能で、「Office SharePoint Server Standard サイト機能」「Office SharePoint Server Enterprise サイト機能」が関係している模様。

基本的には、いずれかがアクティブな場合「利用状況の概要(グラフィカルなやつ)」が、両方が非アクティブな場合「利用状況のレポート(旧バージョンのやつ)」が表示されます。

ただし、100%ではないかもしれません。「Office SharePoint Server Standard サイト機能」がアクティブになっていても(というより、サイト コレクション/サイトの機能で、アクティブ/非アクティブ化を繰り返し行っていると、ある時から変わらなくなってしまうケースがありました…)、違う方が表示されているケースはあります。

 

とはいえ、利用状況分析のレポートに特化した場合の「Office SharePoint Server Standard/Enterprise サイト機能」のアクティブ/非アクティブ化の話であって、この機能で提供されるものからすると微々たるものなので、安易に変更してくださいとは言えないですね。

 

ただ、メニューにどっちが表示されていても、それぞれのURLに直接アクセスすれば、どちらの画面も見られます。基本的には。

この場合も、どちらかにしかアクセスでいないケースもあるみたいです。アクセスはできても、レポートの方が見えない(というより、処理されていない)ケースもあるみたい。

概要の方が見えない(というより、アクセス拒否される)のは、ルートのサイト コレクションを作るときにチーム サイトなんかで作った場合。

レポートの方が処理されていないのは、移行したサイト。移行前のものは見えなくても仕方がないかもしれませんが、移行した後のものは処理されてもいいと思うんですが。。

これらの場合でも100%再現するのかも不明、これ以外のケースがあるのかどうかも不明ですが。

 

 

いずれにせよ。

URLを直接指定するケースが多いと思いますので、URLを覚えて(メモして)おきましょう。

 

また、似たようなところで、サイト コレクションに関しても、

利用状況の概要:/_layouts/usage.aspx     ⇒そっけないやつ

サイト コレクションの利用状況レポート(アクセスした後の画面名は、サイト コレクションの利用状況の概要):/_layouts/spusagesite.aspx     ⇒グラフィカルなやつ

の2種類ありますね。

これも、基本的には上記と同じ振る舞いです。なんですが、影響するのはサイト コレクションの機能ではなくトップ レベルのサイトの機能のようです。

トップレベルのサイトの「Office SharePoint Server Standard サイト機能」「Office SharePoint Server Enterprise サイト機能」のいずれかがアクティブな時は、グラフィカルなやつ、両方が非アクティブなときは素っ気ないやつ、が表示されるようです。

 

 

【補足1】

若干趣きは違いますが、利用状況からの関連で。

クォータ値が有効な場合は、「記憶域スペースの割り当て」メニューが追加されます

ここでは、クォータ値に対して、どれだけ容量を使っているか、どのライブラリやリストでどれくらいのサイズを使っているのか、といったことを確認できます。

URLは/_layouts/storman.aspx

クォータを設定していない場合は、エラーになります。

各ライブラリの容量くらいは表示してくれてもよさそうなものなのに・・・。

 

【補足2(というか疑問)】

利用状況の詳細な分析処理が有効になっていないと、どっちもみれない、っぽい。

とすると、旧バージョンと同一のメニューで設定する処理って、いったい何をしているんだ?飾りか?

 

 

【補足3】

ちなみにstsadmも含め、MOSSの内部的には、

■サイト コレクションをsite

■サイトおよびサブサイトをweb

と表現しているようですね。

だから、たとえばクォータなんかも「サイトのクォータ」という表記になっているのでしょう。

#実際適用される範囲はサイト コレクション単位です。

紛らわしい。

ルート サイト コレクションを作成していない場合に、Wordからブログ投稿ができない?

ルートにサイト コレクションを作らずに、ほかのサイトコレクションを作った場合に、おかしな現象になるらしい。まただ。

どうも、ルートのサイト コレクションには謎が多い。

 

ルートのサイト コレクションとは、たとえばWeb アプリケーションのURLが「http://mosssrv:81」だとすると、サイト コレクション(トップ レベルのサイト)を作るときに、Web サイトのアドレスを指定するときに「/」を指定して作成するもの(URLが「http://mosssrv:81/」になるもの)。

これを作らずにサイト コレクションを作るには、サイト コレクション(トップ レベルのサイト)を作るときに、Web サイトのアドレスを指定するときに「sites」なりを自分で管理パスの定義で追加したパスを指定して作るもの(URLが「http://mosssrv:81/sites/portal」だとかになるもの)。

 

今回わかっているおかしな現象とは、ブログ サイトを作り、ブログ プログラム(Word 2007)から投稿しようとすると、認証エラーになって、投稿できないというもの。

 

早速試してみました。さすがです、再現しますね~。

既定の「sites」でも、勝手に作ったパスでも。

エラー ダイアログは、

「アカウントを登録することができません。発行先のプロバイダを利用できません。詳細については、プロバイダに問い合わせてください。」

 

原因はわかりませんが、回避方法としては、「ルートのサイト コレクションを作っておく」ということですね。

後からでもルートのサイトコレクションを作れば、あっさり認証が通ります。

 

ルートのサイト コレクションを作らないケースはあまりないのではないかとは思うんですが、

使わないケースは多々あるのかと思います。とくに大規模環境だと。

理由は、ルートのサイト コレクションを使ってしまうと、相対パスでのURL指定がしづらくなるからです。サイト コレクションを複数作って、共通で使うロゴやヘッダ/フッターなんかに画像を埋め込む場合など。

 

Wordでブログ投稿するケースはあまりないような気がしますが(ブログ サイトの有効性、Word 2007の導入率を考えると…)、こういう構成の場合他にもおかしな現象が起きるかもしれないので、継続して調査が必要そうですね…。

2007/10/15

タイマ ジョブに「プロファイルの同期」関連のジョブを追加する

通知メールが送信されないでも書きましたが、

タイマ ジョブがうまく追加されていない場合があります。

今回発覚したタイマ ジョブが追加されないケースとして、

・プロファイルの同期

プロファイルの簡易同期

が追加されないことがある模様。原因、条件はいまのところ不明です。

 

とりあえず、タイマ ジョブに追加する方法としては、stsadmの「preparetomove」を指定すればOKです。

・stsadm.exe -o preparetomove -site <URL>

 

詳細は、下記参照。

http://technet2.microsoft.com/Office/ja-JP/library/279e8dc2-a9a9-47e5-b17c-3a00af4878de1041.mspx?mfr=true

 

で、このTechNetでの情報は若干誤り(というか誤解しやすい?)で、オプションの指定としてコンテンツDBかサイト(URL)のどちらも必須っぽく書いてありますが、どちらかを指定すればよいだけです。

ですので、通常はサイト(Web アプリケーション?)のURLでOKです。

 

2007/10/12

既定で上位の権限を継承していないもの

何げに、既定で上位の権限を継承していないものが結構ある?

スタイル ライブラリとかマスタ ページ、ブログサイトだと、コメント リストとか。

仕組みを考えていけば当たり前だけど。

 

権限設定を保持したまま移行できない場合、たとえばテンプレート化して作成する場合や、stsadmでオプション指定せずにインポート/エクスポートをする場合は要注意。

あと、別環境に持っていく場合も、かな。

 

2007/10/10

【疑問】Web パーツ プロパティの設定がとんでしまうタイミングは?

トップページなんかでWebパーツのプロパティを設定変更していると、なんだかいきなり「詳細ツールバー」になっていたり、いろんな設定情報がとんでしまう(既定値にもどってる??)ことがないですか?私だけ~(ちょっと古いや)?

 

■「適用」をクリックせずに、いきなりOKをクリックして閉じてしまうと、発生する場合が多い(気がする)??

→一番多いのは、ツールバーの設定がいきなり「詳細ツールバー」に変わっている。

 

■OKをクリックする前に、適用をするようにすれば、だいぶ回避できる(気がする)??

→なんですが、ビューのカスタマイズを行っちゃうと、Web パーツのプロパティ設定画面に戻らないことが多いので(戻るケースがあるのかはよくわからない。。)、詳細ツールバーに設定が変わってしまうことが多々ある。

 

■いつの間にか戻ってたりもする。

→昨日、簡易ツールバーにしたはずなのに、今日気づいたら詳細ツールバーに変ってた。。

 

規則性を見出したいところです。

 

 

ディスカッション掲示板をコンテンツ クエリ Web パーツで抽出するとおかしな表示になる

ちょっとポータルのトップ画面でWeb パーツのプロパティ(ビューの設定)を変更しているときに気になることが。

 

【疑問】コンテンツ クエリ Web パーツに対応してないのでは?

 

「リンク」リストもコンテンツ クエリ Web パーツで抽出すると、少々やっかいでした。

→【理由】「(空白)」と表示され、リンク先もアイテムの詳細(プロパティ表示画面)となり、ほぼ使いものになりませんでした。

リンク リストでは、既定で「タイトル」列に値がセットされないので、そういう動きになってしまうのでしょうが。

#とはいえ、わざわさWeb パーツ プロパティの画面で、リスト種類を指定させるなら、「リンク」を指定した場合の振る舞いを変えてもよさそうなのに。。

 

ディスカッション掲示板の場合も、返信の場合に、タイトルが入らないので、「リンク リストと同じ現象になるのではないかと。

さっそく確認してみました。

 

■タイトル列の抽出

全部NGなわけではなくて、スレッドの最上位はOK、下位の投稿(返信)はNG(→「(空白)」とセットされてしまう)。

理由は、リンク リストと同じですが、返信時には、タイトル(件名?)がセットされないからでしょう。コンテンツタイプを見ると隠しフィールドになってますし。

ちなみに、ディスカッション掲示板のビューの設定で確認すると、タイトル絡みの列として「タイトル」「件名」「ディスカッション タイトル」とあるみたいなんですが、いったい何がなにやら。。

 

■リンク先

スレッド、フラット形式のビューには遷移せず、プロパティ表示画面(DispForm.aspx)に遷移してしまいますね。

 

というわけで。どうも、ディスカッション掲示板もリンク リストに引き続きNGっぽいですね。。

2007/10/09

通知メールが送信されない

社内のポータルでもあったようですが、

■ 通知の設定はちゃんと作成されるけど、通知メールがとんでこない

という現象。

切り分けをしてもらった結果、「即時の通知」というタイマジョブが追加されていないことが判明。

一番これが疑わしい。

■[理由]通知の設定完了のメールはとんでくるので、送信メールの設定自体は間違っていない

といっても、MOSSのサーバの管理画面「タイマ ジョブの定義」「タイマ ジョブの状態」のどちらからもジョブの追加はできない!!

というわけで、どうにかして追加する方法を探らないといけないということで、可能性が高いstsadmを調べて試してみたところOKでした。

コマンドは、以下の通り。

stsadm.exe -o setproperty -url URL -pn job-immediate-alerts -pv "every 5 minutes"

・URLは、追加するWeb アプリケーションを指定。

・pv(プロパティ値)は、即時ジョブのタイミング。既定では5分ごと。

通知を設定して移行の通知メールは、溜まっているようなので、ちゃんとジョブに追加されたら、ちゃんと送られてくるようです(大量にあると迷惑な話ですが)。

あと、それでもうまくいかない場合は、通知は再設定したほうが無難なようです(因果関係はまだ不明)。

このような、タイマジョブがうまく追加されないケースについては、まだ解析中(調べきれるかしら??)。

そんな矢先に、以下のKBが公開されました。でも、ちょっと遅かった&通知に関しては載ってない。

まぁないよりましです。妥協するしかありません。

[KB]Webアプリケーションの復元時にタイマ ジョブの一部が正しく復元されない

(Some SharePoint timer job definitions are not restored successfully when you back up a Windows SharePoint Services Web application or a Microsoft Office SharePoint Server 2007 Web application, and then you restore this application to a new farm)

http://support.microsoft.com/kb/942989/ja

このKBではWeb アプリケーションの復元時となっていますが、それ以外でもあるかもしれません。

また、社内のポータルでは、通知以外でも、ごみ箱なんかのジョブもなかったです(またこれも回避策のってませんが)。

あと、インストールしているアプリケーション(WSS or MOSS)、サイト コレクション テンプレートの種類によっても、多少既定で追加されるジョブは増減します。

多少不足分はありにせよ、ジョブにかかわりそうなところでおかしな所を見つけたら、、このKBで正しく追加されているべきジョブの確認と、追加されていない場合の回避策を実行してください(回避策については一部しかのっていませんが)。

【余談1】

いろいろ書きましたが、そもそも「タイマ ジョブ」って何?とか、いろんな疑問がわいてきますよね。

そもそも、意識的に設定するものではないので。

これについてはまた後日。

【余談2】

送信メールの設定は、MOSSからは2箇所あります。

以前はファーム全体で1箇所でしたが、MOSSからはファーム全体と、Web アプリケーション単位で変更することもできます。

優先されるのは、Web アプリケーションの方みたいです。

通常、Web アプリケーションの方は設定しなくてもファーム全体の値が自動的に反映されますが、個別に設定してしまうと、それ以降はファーム全体の値を変えても反映されないみたいです。

2007/09/10

ADで削除されたアカウントのプロファイルDBでの動作

SPS 2003のプロファイル インポートでは、AD上で削除されたアカウントはSPS 2003のプロファイルDBからは削除されませんでした。

しかも、一括削除はできず(ページ単位で一括削除はできますが、数十ページにわたっているときは、ページごとに削除していかないといけなかった・・・)、プログラムを開発するしかありませんでした。

そのせいで、間違って大量のプロファイルをインポートしてしまったときなんか、結構問い合わせが来てました。

で。

MOSSでは、、どうもAD上で削除されたアカウントは、MOSSのプロファイルDBから削除されるようです!(下記、簡単に確認した結果、参照)

びっくりした。

でもそれでいいのか??

共有サービス管理サイトの「ユーザー プロファイルとプロパティ」の「ユーザー プロファイルの表示」画面では、インポート済みのプロファイルを確認できるだけではなくて、個人用サイトの管理も行えます(ただし、ユーザーが事前に作成している場合のみ。管理者がここから個別にユーザーごとに作成することはできない)。

個人用サイトを使っていない場合はそれでもいいのかもしれないけど(とはいえ、情報を残しておきたいケースもあるだろうに・・・)、個人用サイトを作成しているユーザーで、ADのアカウントを削除する前 or MOSSのプロファイルDBから削除される前に個人用サイトを削除しなかった場合、このゴミサイトを見つけ出すのが大変になってしまうのでは?

ひょっとしたら、個人用サイトの有無で、削除されたりされなかったりするのか?と思いちょっと確認してみたけど、どうもそんなの判別せずスパッと削除しちゃっているようですね。

できれば、削除するかどうか、選べるような仕組みがいいですね。。

削除自体はstsadmでもできるし個人用サイトにアクセスできる管理者(もしくは所有者権限を追加する)が個人用サイトのサイトの設定画面から削除してもよし。

作成済みの個人用サイトの一覧の取得もstsadmでもサーバーの全体管理からサイト コレクションの一覧から確認できはしますが。

不要な個人用サイトだという判別にかなり手間がかかる気がします。。それとも、無条件に「サイトの使用確認と削除」機能を使えということなのか・・・?

■簡単に確認した結果

基本的には、プロファイルDBから削除されるかどうかという以外は、SPS 2003と変わらず。

◇インポートの種類

増分インポート:アクティブのまま

フルインポート:1回で非アクティブ、4~5回目くらいで削除(でも1回で削除されてしまうこともあり)。このあたりはSPS 2003の時と同じようにあいまいなまま。

◇プロファイルが作成される動作およびタイミング

プロファイルは、

(1)個人用サイトを作成する

(2)ADなどからプロファイルをインポートする

のいずれかで作成され、(1)、(2)のうち、早いほうが優先されます。

◇個人用サイトの有無での動作

ADアカウントを削除。それぞれ、

・個人用サイトあり

・個人用サイトなし

という状態で試しても、フルインポートでは、上記インポートの種類と同じ動作。

2007/08/31

MCP試験-WSS 3.0 & MOSS 2007

現在提供されているSharePoint関連のMCP試験を2科目受験してきました。

まずはざっくりと感想を。

それぞれの試験の傾向:

  • 同じ「SharePoint v3」に関するMCP試験ではありますが、両者はまったく異質のテストになっています。
    • 070-630(MOSS 2007):ポータル アプリケーションとしての機能や、管理・運用に関する問題が多い。こっちのテストは、ちゃんとMOSSもしくはWSSを触っていないと、きびしいですね。
    • 070-631(WSS 3.0):インフラ要素が多い。こちらは一転して、WSSもMOSSも触っていなくても受かる可能性大。Windows環境での一般的なネットワークの知識や、Web サーバー(外部、内部)の公開に関する知識があれば大半は解けるはず。
  • 製品カテゴリで試験を選択するよりも、自分のスキルセットがどっちなのかによって、受験する科目を選択した方が良いかもしれません。
    • もちろん、両方受験&合格するに越したことはありませんが。
  • とにかく、まずは受験してみた方が良い気がしました。とくにMOSS。なぜかというと、やっぱり自分が弱いところやあまり確認していなかったところに気付けるからです。
    • 結果は二の次でいいと思います。
    • たぶん、2回受験すれば、受かるレベルの問題だと思いますね。
    • 1~2回SharePoint関連のプロジェクトに入った、ちょっと勉強した、という感じでは、1回の受験で合格するのは少々厳しいのかな?とも思いました。出題範囲が広いですので。

その他

  • 両者の試験傾向の違いは、ある意味MSさんとしては両者のポジショニングが違うという明確な意識があるのでしょう。
    • WSSはあくまでもプラットフォーム(インフラ)、MOSSがアプリケーション
    • ただし、SIerもユーザーさんも、そんなことは関係ない気がしますね。価格も提供機能も異なるわけですから。
    • なので、純粋にWSS 3.0技術者としてやっていらっしゃる方は、ちょっとどちらもテストも厳しいかもしれません。ポータル機能の大半はWSS 3.0が提供していて、ほとんどのユーザー要求機能はそれで満たされるはずなんですけどね。
    • 逆に、実際提案とか実装するうえで、WSS?MOSS Standard?Enterprise?って意識しないと困るケースが大半なんですが、そのあたりは一切考慮しなくてOKです。SharePoint v3として提供しているフル機能で考えればいいので。
      • とはいえ、Project Server と Forms Serverに特化した問題はありません(まぁそもそもないですね、Forms Serverだけで提供されている機能は)。
  • やはり、日本語がおかしいのは変わらず。あと一部の名称は英語のままだったりしてました。
  • ちょっと、回答するには前提条件が足りなくない?と思う部分はありました。基本的にはデフォルト設定だと考えればいいのでしょうが。。
  • そもそもこの機能動くのか??という問題・回答は見受けられました。。が、まぁそこに疑問を持ち出すとダメですね。 例えば・・・
    • 回答の選択肢の中に、「HTMLビューア サービスを利用する」なんてありましたが、現時点で動きません。
    • WSSのテストで、IRMに関する回答がありましたが、IRMがサポートされている&ちゃんと動くのはMOSSのみのはず。それとも、回答の選択肢にあったように構成すればWSSでも動くのか??

EnterpriseCALの必要数について

MOSSのEnterprise CALですが、一部のユーザーにだけEnterprise機能を使用させたい場合は、そのユーザー分だけのCALを購入すればOKのようです。

【MOSS 販売ガイド-5.想定されるQ&A】から抜粋

Q:

社内の一部のユーザーにだけOffice SharePoint Server 2007 CAL, Enterprise Editionの機能を提供したいのですが、一部のユーザーだけをアップグレードできますか?

A:

一部のユーザーのCALだけをアップグレードすることが可能です。

Excel Services、Forms Services、ビジネス データ カタログなどのOffice SharePoint Server 2007のエンタープライズ機能を有効にした場合、エンタープライズ機能をご利用になるユーザー(またはデバイス)分のMicrosoft Office SharePoint Server 2007 CAL, Enterprise Editionが必要になります。

ただ、疑問点はあります。

・特定のユーザーだけに提供することは可能なのか

・サーバ上でライセンス種類を変換すると、実質どのサイトでも利用可能な状態になってしまうがどうやって制限するの?

・Enterprise機能を提供しているサイトへのアクセスが購入数を超えた場合、どういった動きになるのか

う~ん、検証のしようがない。。

2007/08/24

リスト列の限界値(1)

気になるKB

http://support.microsoft.com/kb/923591/ja?spid=11346&sid=62

「Excel 2007で、WSS 3.0/MOSS にリストの発行&エクスポート時する際、列数として231が限界値?」があったので、動作確認をチャレンジ中。

● Excel 2003 だとどうなのか?

・Excel 2003の列数の上限がそもそも256列まで。

・もともとの制限を超えると、SharePointにつなぐ前にチェックがはしっているようで、列の種類&数の制限オーバーのエラーがでて先にすすめない。

・制限上、合計で183列しかつくれないので確認できない。。

・243列でデータシート ビューが使えなくなる。ビューの設定でみると、この時点で255列となっている。

⇒タイトル、添付ファイル、作成者、更新者、ID、作成日時、更新日時など元々システム的に持っているものがあるため?

● Excel 2007だとどうなのか?

・確かにエラーになる。でも発行されてる。

● 今の時点でわかったこと。

・SharePoint v3 からはリストの列の数の制限自体は、なくなってるorゆるくなってる。

・これは、Excelからの発行の場合は、Excel 2007からのみに適用される。Excel 2003からの発行は以前のまま。

● 参考1:SharePoint v2 での制限

検証に基づくため、MSの正式な見解とは異なる可能性はあります。公開されている情報にも誤差があります。

====================

1行テキスト(タイトル行含む)+単一回答の選択肢(ドロップダウン、ラジオ ボタン)+ハイパーリンク×2 の合計で64

※ただし、ハイパーリンク単独では31

複数行テキスト+複数回答の選択肢(チェック ボックス) の合計で31

※Excel 2003 からリストを発行しようとすると、「複数行テキストを32列以下で」と表示され32列であれば発行できるが、途中でエラーになり中途半端にしかリストが作成されない。

数値+通貨の合計で32

日付/時刻16

参照16

はい/いいえ16

集計値8

● 参考2:KB抜粋

http://support.microsoft.com/kb/923591/ja?spid=11346&sid=62

現象

以下のシナリオを考えます。 Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 サイトに新しいリストを作成するために、 Microsoft Office Excel 2007 ブックまたは Microsoft Office Access 2007 データベースからデータが使おうとします。 これを行うために、次のすべてのいずれかの手順を実行します。

・Windows SharePoint Services3.0 Web サイトに接続します。 ページの作成ページで Excel 2007 ブックから一覧でデータをインポートするために、 Import Spreadsheet を次にクリックします。

・Excel 2007 にブックを開いて デザイン タブをクリックする エクスポートをクリックして、ブックからリストにデータをエクスポートするために、 Export to List を次にクリックします。

・アクセス 2007 にデータベースを開いて 外部データ タブをクリックして、データベースからリストにデータをエクスポートするために、 SharePoint リストを次にクリックします。

ただし、一覧は作成できません。 代わりに次の 1 ようなエラー メッセージを表示します。

予期しないエラーが発生しました。

予期しないエラーが発生しました。 テーブルは、パブリッシュできません。

原因

次の条件のいずれかに該当する場合、この問題が発生します。

・列を 231 以上インポートすることをまたは Excel 2007 ブックから Windows SharePoint Services 3.0 リストにエクスポートしようとします。

・列を 232 以上インポートすることをまたは アクセス 2007 データベースから Windows SharePoint Services 3.0 リストにエクスポートしようとします。

2007/08/20

IRM ライブラリを構成するために必要な設定

MOSS上でIRMライブラリを構成するには、単にRMS サーバを立てて終わり、というわけには行きません。

いくつかMOSS用に設定を行ってあげる&注意が必要ですので、簡単にまとめておきます。

  • MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する
    • RMS サーバ上の[C:\Inetpub\wwwroot\_wmcs\Certification]フォルダにある「ServerCertification.asmx」に、MOSSWebサーバとMOSSのサーバーの全体管理サイトのアプリケーション プールのアカウントに「読み取りと実行」の権限を追加してあげる必要があります。

  • MOSSRMSクライアント(SP2)をインストールする
    • MOSSWebサーバに、単にインストールするだけでOKです。
    • 特にOffice アプリケーションなどをインストールする必要はありません。

  • サーバーの全体管理でIRMを構成する
    • ここで設定を通す時、管理用サイトのアプリケーションプール(既定でSharePoint Central Administration v3)のアカウントでIRMを構成しに行きます。つまり、このアカウントがドメインアカウントでない場合、うまく構成できません。
      • Local SystemMOSS サーバ上のローカルアカウントで構成していると、「サーバーでアクセスが拒否されました。サーバーへのアクセス権が得られるまで、IRM は機能しません。
      • 使用されたドメイン アカウント名: "MOSSサーバ名$@ドメイン名」というエラーが表示されてIRMを構成できません。
      • ちなみにこのエラーは、「MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する」をちゃんと設定していない場合も表示されます。
    • 設定オプションで「この RMS サーバーを使用する」を指定した場合、使用するRMSサーバ名は「http://RMSサーバ名」形式で指定します。
      • サーバー名のみ、¥¥サーバ名などで入力すると、エラーで構成できません。

  • IRMを有効にするライブラリ/リストで設定を行う
    • ポータル上のライブラリやリストで、IRMの設定を行います。
    • この場合も、ポータルをホストしているWeb アプリケーションのアプリケーション プールをつかってIRMの構成をしに行くので、アプリケーション プールで使用するアカウントはドメイン アカウントが必要です。

アプリケーションプールのアカウント変更方法

ちょっと、MOSSのIRM連携機能のトラブルシューティングをやっているときに、いろいろ構成変更をしないといけない状況に陥り、MOSSのサービスアカウント用のアカウント変更等を調べてみました。

【ポータル用のアプリケーション プールのアカウント変更方法】 サーバーの全体管理から変更することができます。

  • 「サーバーの全体管理」画面から「セキュリティの構成」セクションの「サービス アカウント」をクリック
  • 「更新するコンポーネントの選択」で、「Web サービス」で「Windows SharePoint Services Web Application」を選択、「Web アプリケーション プール」から変更するWeb アプリケーションを選択してから、アカウントの選択オプションで「構成可能」を選択して変更するアカウントを入力します。

【サーバーの全体管理のアプリケーション プールのアカウント変更】 こちらは、IISから直接変更してしまうと、サービスが起動しなくなったりします。 このアカウントは、DBアクセスやWSS Timer Servicesのプロセス アカウントとしても使われています。 stsadmを使って、変更することができます。

  • stsadm -o updatefarmcredentials -userlogin domain\username -password password
  • domain\usernameに変更するアカウントをセットします。
  • passwordは変更するアカウントのパスワードをセットします。

2007/08/13

会議系のワークスペースで発行機能を有効化するとエラーになる

サイト テンプレート「イベントの会議ワークスペース」で作成したサイト上で、サイトの機能から「Office SharePoint Server 発行機能」を有効化しようとすると、次のようなエラーになります。

'Pages'にあるリストはこのサイトに既に存在するため、機能をアクティブ化できませんでした。リストを削除するか、リストの名前を変更してから、機能のアクティブ化を再度実行してください。

Pageと名がつくライブラリもリストも作ってないが、あるというのならば・・・とURLを直接指定しても、アクセスできない。

もちろん、サイト内のコンテンツ一覧にもでてこない。

次に、SharePoint Designerで確認してみると、確かにある!!

結局、MOSSでサイトを作る際、テンプレートの種類で「会議」に属する一連のテンプレートを使った場合、そのままではMOSSの発行機能を有効化できないようです。

これは、どうも仕様上避けられないものだと思います。

会議系のワークスペースでは、自動的に「ワークスペースのページ(Page」というライブラリが作成されてしまうようです。

同様に、発行機能を有効化すると、自動的に「ページ(Page」というライブラリが作成されてます。

この2つのURL名がかぶってしまうのが原因のようです。

ちなみに、このPage ライブラリでは、ビュー用のページが作られていないため、URL直接指定ではアクセスできません。

#ライブラリの設定ページにはアクセスできますが、ライブラリのIDが分らないとアクセスできないので、ブラウザで簡単にはアクセスできませんね。

また、ブラウザ上に表示しない(すべてのサイトコンテンツの表示にも表示されない)設定になっています。

#この設定は、ブラウザ上からは変更できません。SharePoint Designerからリスト/ライブラリのプロパティを表示して、「設定」タブから変更できます。

SharePoint Designerからはアクセスできます。

なので、どうしても会議系のワークスペースで発行機能を利用したい場合の手っ取り早い解決方法は、自動作成されたPage ライブラリのURLを変更してしまうか、削除してしまうことですが、毎回やらないといけないのはしんどいですね。。

削除してしまうと、イベント用の会議ワークスペースなんかでは、「ディスカッション」「写真」といったタブがデフォルトで作成されておりそれらを表示するページがこのライブラリに入っているので、一旦退避させておいたほうが無難でしょう。

2007/08/01

Excel 2007から双方向同期のリストを発行するアドイン

SharePoint v2 + Excel 2003環境では、ExcelからSharePoint上へリストを発行し、双方向での同期(Excel上で更新した情報をSharePoint リストへ反映、その逆も)が可能でした。

しかし、SharePoint v3 + Excel 2007環境では、SharePoint → Excelへの片方向同期のみで、Excel 2007上ではリストの発行と参照(更新されたSharePoint リストの情報をExcel 2007から取得)しかできなくなっていました。

ちなみに、SharePoint v3 + Excel 2003環境では、双方向同期が可能です。

なんですが。

Excel 2007で双方向同期のリストを発行するアドインが公開されてます。

日本語MOSS+日本語Office 2007の環境でもちゃんと動きました。

インストールした後にちょっとした設定変更が必要(Office ボタンからアドインとして登録してあげる)なので、実運用上はちょっと厳しいかも知れませんが、初期データ登録時なんかは使えるんじゃないでしょうか?

#さすがにOffice 2007前提とかいっておきながらデータ登録用にOffice 2003も用意してくれとはいいづらいですし。。

   

■Download:Excel 2007 Add-in: Synchronizing Tables with SharePoint Lists

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=25836e52-1892-4e17-ac08-5df13cfc5295&displaylang=en

使い方、設定手順などは下記サイトから。

■MSDN:Publishing and Synchronizing Excel 2007 Tables to SharePoint Lists

http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/bb462636(office.11).aspx

2007/07/17

サイト ディレクトリから新しいサイト コレクションを作成する方法


MOSS のサイト ディレクトリでは、SPS 2003と比較していくつか機能が拡張されています。 そのひとつに、


・サイト ディレクトリからサブサイトを作成する際に、サイト コレクションを分けるか否か


というものがあげられます。 SPS 2003では、サイト コレクションからサイトを作成すると、自動的にサイト コレクションが分けられていました。 これは、SPS 2003/WSS 2.0では、


・SPS 2003 のポータルは、ポータル全体が一つのサイト コレクション
・SPS 2003 では、複数のポータルサイトを作成するには、IIS 仮想サイトを分ける必要がある
(WSS 2.0のように同一IIS 仮想サイト上に複数のサイト コレクションを作成することができない)
・サイト コレクションから作成可能なサイトはWSS サイト


など、仕様上仕方がないことでした。 MOSS/WSS 3.0 からは、MOSSとWSS 3.0双方での制約事項がなくなり連携機能が強化されているので、サイト コレクションについても、MOSSとWSSの境界がなくなったのでしょう。


既定では、サイト ディレクトリからサイトを作っても、同一サイト コレクション内のサブサイトとしてしか作成されませんが、設定変更を行えば、SPS 2003のときと同じようにサイト コレクションを分ける(新しいサイト コレクションを作成する)ことができます。 必要な手順は次の二つ。
(1)Self-Service Site Creationを有効にする
・「サーバーの全体管理」画面から、「アプリケーション構成の管理」画面を開いて、「アプリケーション セキュリティ」セクションにある「Self-Service Siteの管理」をクリック

・設定したいWeb アプリケーションを選択して、Self-Service Site Creationをオンに設定
(2)サイト コレクションの管理から、「サイト ディレクトリから新しいサイト コレクションを作成する」をオンに設定する
・(1)で選択したWeb アプリケーション上で稼働中の、ポータル サイトにアクセス
・トップ レベル サイトの「サイトの設定画面を表示 ・「サイト コレクションの管理」セクションにある「サイト ディレクトリの設定」をクリック
・画面一番下にある、「サイト ディレクトリから新しいサイト コレクションを作成する」をオンに設定


(2)と(1)の順番が逆になると、「サイト ディレクトリから新しいサイト コレクションを作成する」が選択不可になっているのでご注意を。


もちろん、MOSSのシステム管理者など権限のあるユーザーで操作をしている限り、「サーバーの全体管理」からサイト コレクションを作成することはできますので、一見不要な機能に感じるかも知れませんが、MOSSの各管理画面/管理者は分離されているので(マイクロソフトさんのいうところの「3 段階の管理階層」)、ポータル コンテンツを管理するユーザーは別であり管理を委任する、って考えると、自然なのでしょう。


ただ、欲を言えば、どちらか一方をサイト コレクション全体で選択するのではなくて、サブサイトを作成するのかサイト コレクションを作成するのかを都度選べる方が良いような気がします。でもこれだと混乱しちゃいますかね。 実際問題、サイト ディレクトリ(正確には、サイト ディレクトリ内のサイト リスト)ってそんなに使われていないから良いんですかね?

ファイル名に特定の文字(Shift-JISで文字コードの2バイト目が「5c」になる文字)を使用するとファイルが開けなくなる

ファイル名に特定の文字を使用しているファイルをSharePointへアップロードすると、HTTP 400エラーが発生してそのファイルを閲覧できなくなるという現象が発生するようです。

MOSSのバグではなく、.NET Framework 2.0のバグのようです。

http://support.microsoft.com/kb/911276/ja

修正プログラムを入手するか、下記方法でも回避できるようです。

・SharePoint のローカルレジストリのHKLM\Software\Microsoft\ASP.NET\ 配下にDWORDのレジストリキー"VerificationCompatibility"を作り、値に1を設定

・その後、 IISをリセット

また、発生する文字とは、

・Shift-JISで文字コードの2バイト目が「5c」になる文字

「―」「ソ」「Ы」「」「噂」「浬」「欺」「圭」「構」「蚕」

「十」「申」「曾」「箪」「貼」「能」「表」「暴」「予」「禄」

「兔」「喀」「媾」「彌」「拿」「杤」「歃」「濬」「畚」「秉」

「綵」「臀」「藹」「觸」「軆」「鐔」「饅」「鷭」

など。

あまり使われないものもありますが、「」「」「」なんかは頻繁に使われると思うのでご注意を。

ただ、現象が発生する条件がイマイチ一意ではない気がします。

同じ端末でも、

・Word、ExcelはOK

・テキストファイルはNG

など。

2007/06/29

コンテンツ クエリの限界値

動作は未確認ですが、コンテンツクエリの限界点っぽいので。

フィルタをかける対象になるリストやサイトが1,000件以上の場合、エラーになるようです。

【参考KB

http://support.microsoft.com/kb/935502/ja

--引用--

error message:

The query cannot be completed because the number of lists in the query exceeded the allowable limit. For better results, limit the scope of the query to the current site or list or use a custom column index to help reduce the number of lists.

CAUSE

This issue occurs if the Content Query Web Part is configured to query more than 1000 lists. The Content Query Web Part does not support more than 1000 lists at the same time.

RESOLUTION

To resolve this issue, configure the Content Query Web Part to query fewer than 1000 lists.

--------

気になるのが、「1,000件以上」のターゲットが

・リストだけの数?

・リスト+サイトの数?

・サイトだけでも発生する?

のどれなのか。あと、返ってくる結果自体には限界値はないのか。。

さすがに1,000件での検証はしんどいな。

パブリックフォルダのクロールに失敗する

Exchange 2003 パブリックフォルダのクロールの検証を行っていて、なぜか失敗してました。

クロールのログを見ていると、ルート フォルダなんかは問題ないけれど、アイテム レベルでは、次のようなエラーが記録されてました。

==================

rb://Exchangeサーバー名/public/.eml

アクセスが拒否されました。既定のコンテンツ アクセス アカウントにこのコンテンツへのアクセス権が付与されていることを確認するか、このコンテンツをクロールするためのクロール ルールを追加してください。 (このアイテムは、見つからなかったか、クローラからアクセスできなかったため、削除されました。)

==================

もちろん、クロール アカウントで指定しているユーザーで直接見に行けば、問題なく表示されてます。

これが、どうもバグだったらしい。

SharePoint Server 2007 cannot index a Microsoft Exchange public folder.

http://support.microsoft.com/kb/934793/ja

Hotfixは未入手なので、これでほんとにうまくいくかは未確認ですが。。

2007/06/11

SharePoint の Web アプリケーションのURLを変更する

SharePoint (WSS 3.0、MOSSともに)のポータルサイトで使用するWeb アプリケーションのURL名を既定値(NetBios名+ポート)で作成してしまった後に、URL名を変更したい!と思った場合、今まで作りなおすしかないのかと思っていたのですが、「代替アクセスマッピング」という機能を使えば、変更することが可能です。たとえば仮想NLBクラスタ名やFQDN名に変更することができます。

#代替アクセスのマッピング機能の本来の使い方ではないかもしれませんが。

代替アクセスマッピングは、サーバーの全体管理の、[サーバー構成の管理]ページ内「グローバル構成」セクションにあります。

代替アクセスマッピングで、代替アクセスマッピングコレクションから変更したいWeb アプリケーションを選択して、「パブリックURL」のゾーン「既定」のURL値を変更してあげればOKです。

#実は、SPS 2003の場合もこの機能は使えたんですね。。代替アクセス自体は設定していましたが、ポータルの既定のURLの設定変更はしたことがありませんでした。。未だにSPS 2003は未知なことが多い。。

SPS 2003でのユーザー検索

SPS 2003では、人の検索結果だけを表示するような機能は標準では提供されておらず、強いて言えば、高度な検索結果の範囲で「人」を指定、

http://PortalName/Search.aspx?tp=Person

といった方法でやるのが一番手っ取り早いと思っていたんですが。 ようやく判明しました。 (MOSSではこのあたりの機能は強化されているので、不要な情報ですが。。 )

手順は次の通り。 コンテンツ インデックスを追加するために、高度な検索管理モードを有効化していますが、特に必須ではありません。 ただ、エクスクルードまたはインクルードのルールを変更/追加するので、影響があるようであれば、既存のコンテンツ インデックスとは分けた方が無難です。

1. SPS ポータルのサイトの設定から、検索とインデックス作成の構成にて高度な検索管理モードの有効化 省略化)

2. コンテンツインデックスの追加する。 たとえば、名前=Portal_User、説明=ユーザープロファイル、ソースグループ=ユーザープロファイルグループ 1)を省略した場合は不要)

3. 2)で作成したPortal_User、もしくは、既存のPortal_Contentの「コンテンツをエクスクルードまたはインクルードするルールの管理」画面を表示 高度な検索管理モードが有効か無効かでオペレーションが異なります。高度な検索管理モードを有効化していない場合は、ここでは行わずに、コンテンツ ソースを追加した後にコンテンツ ソースの編集画面から行った方が簡単。

4. 「コンテンツをエクスクルードまたはインクルードするルールの管理」画面で、既定のポータル名のプルダウンメニューから編集をクリック。 クロールの構成で「このサイトのアイテムをすべてインクルードする」を選択し、「複合 URL (疑問符 (?) が含まれる URL) をインクルードする」をオンにする。 このあたりが、既存のルールに影響すると思うので、環境に応じての影響範囲は要検証

5. 「エクスクルードまたはインクルードするコンテンツ」画面で新しいルールを作成。ルールは次の通り。 ・パス=sts2://ポータル名/personal/* ・クロールの構成=このパスにあるアイテムをすべてエクスクルードする ・このルールをクロールされたアドレスおよび検索結果に表示されるアドレスの両方に適用するをオン

6. 検索とインデックス作成の構成画面にて、コンテンツソースを追加する。 ・コンテンツインデックスの選択は、環境に応じて。コンテンツ インデックスを作成している場合は(2)で指定したもの、作っていない場合はPortal_Content ・コンテンツ ソースに、「Exchange Server パブリックフォルダ」を選択 ここがミソらしい。なぜパブリック フォルダだとうまくいくのかは不明。。 ・アドレス=sps://ポータル名/site$$$people

7. 検索範囲を追加。 ・トピックとエリア=トピックまたはエリアをインクルードしない ・コンテンツソースグループ=範囲を以下のコンテンツソースのグループに限定する、(6)で作成したコンテンツ ソースのみをオン

8). インデックスをフル更新

テンプレート化可能なサイズを変更する

サイトやライブラリ、リストをテンプレート化する際の上限値ですが、SharePoint v2v3ともに既定値が10MBだか20MBだかに設定されており、コンテンツを含めた形でテンプレート化もできますが、とてもこの上限値ではたりません。

ですが、SharePoint v3からは、上限値(というか設定値)を変えることができるようになっているようです。ただし、UIからではなく、コマンドを使う必要があります。

   

stsadm -o setproperty -propertyname max-template-document-size -pv サイズ(バイトで指定)

   

設定を変えると、サイト、リスト、ライブラリともに同じ値に設定されます。

   

#ただ気になるのが、普通、getpropertyで設定値を確認できるはずなんですが、ちょっとやった感じでは確認できなかったので、引き続き調査します。。

   

   

2007/06/08

SharePoint について

SharePoint を触っていると、ちょくちょく疑問に思うことが多いので、忘れないようにメモしておきます。

発行機能の謎

MOSS の発行機能には謎が多いんですが、ますます不思議なことがありました。

そもそもは、SharePoint を導入する時の悩みのタネとして、 ①Web アプリケーションの構成 ②サイト コレクションの構成 がありました。ちょっと思うところがあって、②について検証をしていたのですが、おかしな現象に遭遇しました。

まず、やりたいことは。

  • Web アプリケーションを作成した後、最初に作成するサイト コレクション( http://ServerName:ポート/ となるサイト)で、テンプレートに「個人用サイトのホスト」を指定。
  • 2 つ目以降のサイト コレクション(http://ServerName:ポート/sites/~ となるサイト コレクション)では、「空のチーム サイト」を指定。
  • 2つ目以降のサイト コレクションで、MOSSの全機能が有効化できること

で。何が起こったかというと。 2つ目以降のサイト コレクションで「発行機能」を有効に使用とすると・・・「アクセス拒否」というエラーが!

いろいろ試行錯誤した結果、次の手順であればOKでした。

  1. 最初のサイト コレクションは、テンプレートを発行サイトで作成しておく
  2. 2つ目以降のサイト コレクションを作成
  3. 最初のサイト コレクションを削除
  4. もう一度、サイト コレクションを、「個人用サイトのホスト」サイト テンプレートで作成
  5. (2)で作成したサイト コレクションにアクセスして、サイト コレクションの機能で発行機能を有効化

(4)でサイト コレクションを作るとき、(3)でhttp://ServerName:ポート/ となるサイト コレクションを削除しているので、 (4)で作成したものが、http://ServerName:ポート/ となるので、やりたかったことはこれでOKなんですが、 いったい何なんでしょうか。。 Web アプリケーションを作って、最初にサイト コレクション作る時って、何か特別なことが起きてるんですかね??そんなことはサイト コレクションを作るときではなくって、Web アプリケーションを作るときにしてほしい・・。