2007/08/20

IRM ライブラリを構成するために必要な設定

MOSS上でIRMライブラリを構成するには、単にRMS サーバを立てて終わり、というわけには行きません。

いくつかMOSS用に設定を行ってあげる&注意が必要ですので、簡単にまとめておきます。

  • MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する
    • RMS サーバ上の[C:\Inetpub\wwwroot\_wmcs\Certification]フォルダにある「ServerCertification.asmx」に、MOSSWebサーバとMOSSのサーバーの全体管理サイトのアプリケーション プールのアカウントに「読み取りと実行」の権限を追加してあげる必要があります。

  • MOSSRMSクライアント(SP2)をインストールする
    • MOSSWebサーバに、単にインストールするだけでOKです。
    • 特にOffice アプリケーションなどをインストールする必要はありません。

  • サーバーの全体管理でIRMを構成する
    • ここで設定を通す時、管理用サイトのアプリケーションプール(既定でSharePoint Central Administration v3)のアカウントでIRMを構成しに行きます。つまり、このアカウントがドメインアカウントでない場合、うまく構成できません。
      • Local SystemMOSS サーバ上のローカルアカウントで構成していると、「サーバーでアクセスが拒否されました。サーバーへのアクセス権が得られるまで、IRM は機能しません。
      • 使用されたドメイン アカウント名: "MOSSサーバ名$@ドメイン名」というエラーが表示されてIRMを構成できません。
      • ちなみにこのエラーは、「MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する」をちゃんと設定していない場合も表示されます。
    • 設定オプションで「この RMS サーバーを使用する」を指定した場合、使用するRMSサーバ名は「http://RMSサーバ名」形式で指定します。
      • サーバー名のみ、¥¥サーバ名などで入力すると、エラーで構成できません。

  • IRMを有効にするライブラリ/リストで設定を行う
    • ポータル上のライブラリやリストで、IRMの設定を行います。
    • この場合も、ポータルをホストしているWeb アプリケーションのアプリケーション プールをつかってIRMの構成をしに行くので、アプリケーション プールで使用するアカウントはドメイン アカウントが必要です。

0 件のコメント: