2007/08/24

リスト列の限界値(1)

気になるKB

http://support.microsoft.com/kb/923591/ja?spid=11346&sid=62

「Excel 2007で、WSS 3.0/MOSS にリストの発行&エクスポート時する際、列数として231が限界値?」があったので、動作確認をチャレンジ中。

● Excel 2003 だとどうなのか?

・Excel 2003の列数の上限がそもそも256列まで。

・もともとの制限を超えると、SharePointにつなぐ前にチェックがはしっているようで、列の種類&数の制限オーバーのエラーがでて先にすすめない。

・制限上、合計で183列しかつくれないので確認できない。。

・243列でデータシート ビューが使えなくなる。ビューの設定でみると、この時点で255列となっている。

⇒タイトル、添付ファイル、作成者、更新者、ID、作成日時、更新日時など元々システム的に持っているものがあるため?

● Excel 2007だとどうなのか?

・確かにエラーになる。でも発行されてる。

● 今の時点でわかったこと。

・SharePoint v3 からはリストの列の数の制限自体は、なくなってるorゆるくなってる。

・これは、Excelからの発行の場合は、Excel 2007からのみに適用される。Excel 2003からの発行は以前のまま。

● 参考1:SharePoint v2 での制限

検証に基づくため、MSの正式な見解とは異なる可能性はあります。公開されている情報にも誤差があります。

====================

1行テキスト(タイトル行含む)+単一回答の選択肢(ドロップダウン、ラジオ ボタン)+ハイパーリンク×2 の合計で64

※ただし、ハイパーリンク単独では31

複数行テキスト+複数回答の選択肢(チェック ボックス) の合計で31

※Excel 2003 からリストを発行しようとすると、「複数行テキストを32列以下で」と表示され32列であれば発行できるが、途中でエラーになり中途半端にしかリストが作成されない。

数値+通貨の合計で32

日付/時刻16

参照16

はい/いいえ16

集計値8

● 参考2:KB抜粋

http://support.microsoft.com/kb/923591/ja?spid=11346&sid=62

現象

以下のシナリオを考えます。 Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 サイトに新しいリストを作成するために、 Microsoft Office Excel 2007 ブックまたは Microsoft Office Access 2007 データベースからデータが使おうとします。 これを行うために、次のすべてのいずれかの手順を実行します。

・Windows SharePoint Services3.0 Web サイトに接続します。 ページの作成ページで Excel 2007 ブックから一覧でデータをインポートするために、 Import Spreadsheet を次にクリックします。

・Excel 2007 にブックを開いて デザイン タブをクリックする エクスポートをクリックして、ブックからリストにデータをエクスポートするために、 Export to List を次にクリックします。

・アクセス 2007 にデータベースを開いて 外部データ タブをクリックして、データベースからリストにデータをエクスポートするために、 SharePoint リストを次にクリックします。

ただし、一覧は作成できません。 代わりに次の 1 ようなエラー メッセージを表示します。

予期しないエラーが発生しました。

予期しないエラーが発生しました。 テーブルは、パブリッシュできません。

原因

次の条件のいずれかに該当する場合、この問題が発生します。

・列を 231 以上インポートすることをまたは Excel 2007 ブックから Windows SharePoint Services 3.0 リストにエクスポートしようとします。

・列を 232 以上インポートすることをまたは アクセス 2007 データベースから Windows SharePoint Services 3.0 リストにエクスポートしようとします。

2007/08/20

IRM ライブラリを構成するために必要な設定

MOSS上でIRMライブラリを構成するには、単にRMS サーバを立てて終わり、というわけには行きません。

いくつかMOSS用に設定を行ってあげる&注意が必要ですので、簡単にまとめておきます。

  • MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する
    • RMS サーバ上の[C:\Inetpub\wwwroot\_wmcs\Certification]フォルダにある「ServerCertification.asmx」に、MOSSWebサーバとMOSSのサーバーの全体管理サイトのアプリケーション プールのアカウントに「読み取りと実行」の権限を追加してあげる必要があります。

  • MOSSRMSクライアント(SP2)をインストールする
    • MOSSWebサーバに、単にインストールするだけでOKです。
    • 特にOffice アプリケーションなどをインストールする必要はありません。

  • サーバーの全体管理でIRMを構成する
    • ここで設定を通す時、管理用サイトのアプリケーションプール(既定でSharePoint Central Administration v3)のアカウントでIRMを構成しに行きます。つまり、このアカウントがドメインアカウントでない場合、うまく構成できません。
      • Local SystemMOSS サーバ上のローカルアカウントで構成していると、「サーバーでアクセスが拒否されました。サーバーへのアクセス権が得られるまで、IRM は機能しません。
      • 使用されたドメイン アカウント名: "MOSSサーバ名$@ドメイン名」というエラーが表示されてIRMを構成できません。
      • ちなみにこのエラーは、「MOSS サーバをRMS証明パイプラインに追加する」をちゃんと設定していない場合も表示されます。
    • 設定オプションで「この RMS サーバーを使用する」を指定した場合、使用するRMSサーバ名は「http://RMSサーバ名」形式で指定します。
      • サーバー名のみ、¥¥サーバ名などで入力すると、エラーで構成できません。

  • IRMを有効にするライブラリ/リストで設定を行う
    • ポータル上のライブラリやリストで、IRMの設定を行います。
    • この場合も、ポータルをホストしているWeb アプリケーションのアプリケーション プールをつかってIRMの構成をしに行くので、アプリケーション プールで使用するアカウントはドメイン アカウントが必要です。

アプリケーションプールのアカウント変更方法

ちょっと、MOSSのIRM連携機能のトラブルシューティングをやっているときに、いろいろ構成変更をしないといけない状況に陥り、MOSSのサービスアカウント用のアカウント変更等を調べてみました。

【ポータル用のアプリケーション プールのアカウント変更方法】 サーバーの全体管理から変更することができます。

  • 「サーバーの全体管理」画面から「セキュリティの構成」セクションの「サービス アカウント」をクリック
  • 「更新するコンポーネントの選択」で、「Web サービス」で「Windows SharePoint Services Web Application」を選択、「Web アプリケーション プール」から変更するWeb アプリケーションを選択してから、アカウントの選択オプションで「構成可能」を選択して変更するアカウントを入力します。

【サーバーの全体管理のアプリケーション プールのアカウント変更】 こちらは、IISから直接変更してしまうと、サービスが起動しなくなったりします。 このアカウントは、DBアクセスやWSS Timer Servicesのプロセス アカウントとしても使われています。 stsadmを使って、変更することができます。

  • stsadm -o updatefarmcredentials -userlogin domain\username -password password
  • domain\usernameに変更するアカウントをセットします。
  • passwordは変更するアカウントのパスワードをセットします。