2007/06/11

SharePoint の Web アプリケーションのURLを変更する

SharePoint (WSS 3.0、MOSSともに)のポータルサイトで使用するWeb アプリケーションのURL名を既定値(NetBios名+ポート)で作成してしまった後に、URL名を変更したい!と思った場合、今まで作りなおすしかないのかと思っていたのですが、「代替アクセスマッピング」という機能を使えば、変更することが可能です。たとえば仮想NLBクラスタ名やFQDN名に変更することができます。

#代替アクセスのマッピング機能の本来の使い方ではないかもしれませんが。

代替アクセスマッピングは、サーバーの全体管理の、[サーバー構成の管理]ページ内「グローバル構成」セクションにあります。

代替アクセスマッピングで、代替アクセスマッピングコレクションから変更したいWeb アプリケーションを選択して、「パブリックURL」のゾーン「既定」のURL値を変更してあげればOKです。

#実は、SPS 2003の場合もこの機能は使えたんですね。。代替アクセス自体は設定していましたが、ポータルの既定のURLの設定変更はしたことがありませんでした。。未だにSPS 2003は未知なことが多い。。

SPS 2003でのユーザー検索

SPS 2003では、人の検索結果だけを表示するような機能は標準では提供されておらず、強いて言えば、高度な検索結果の範囲で「人」を指定、

http://PortalName/Search.aspx?tp=Person

といった方法でやるのが一番手っ取り早いと思っていたんですが。 ようやく判明しました。 (MOSSではこのあたりの機能は強化されているので、不要な情報ですが。。 )

手順は次の通り。 コンテンツ インデックスを追加するために、高度な検索管理モードを有効化していますが、特に必須ではありません。 ただ、エクスクルードまたはインクルードのルールを変更/追加するので、影響があるようであれば、既存のコンテンツ インデックスとは分けた方が無難です。

1. SPS ポータルのサイトの設定から、検索とインデックス作成の構成にて高度な検索管理モードの有効化 省略化)

2. コンテンツインデックスの追加する。 たとえば、名前=Portal_User、説明=ユーザープロファイル、ソースグループ=ユーザープロファイルグループ 1)を省略した場合は不要)

3. 2)で作成したPortal_User、もしくは、既存のPortal_Contentの「コンテンツをエクスクルードまたはインクルードするルールの管理」画面を表示 高度な検索管理モードが有効か無効かでオペレーションが異なります。高度な検索管理モードを有効化していない場合は、ここでは行わずに、コンテンツ ソースを追加した後にコンテンツ ソースの編集画面から行った方が簡単。

4. 「コンテンツをエクスクルードまたはインクルードするルールの管理」画面で、既定のポータル名のプルダウンメニューから編集をクリック。 クロールの構成で「このサイトのアイテムをすべてインクルードする」を選択し、「複合 URL (疑問符 (?) が含まれる URL) をインクルードする」をオンにする。 このあたりが、既存のルールに影響すると思うので、環境に応じての影響範囲は要検証

5. 「エクスクルードまたはインクルードするコンテンツ」画面で新しいルールを作成。ルールは次の通り。 ・パス=sts2://ポータル名/personal/* ・クロールの構成=このパスにあるアイテムをすべてエクスクルードする ・このルールをクロールされたアドレスおよび検索結果に表示されるアドレスの両方に適用するをオン

6. 検索とインデックス作成の構成画面にて、コンテンツソースを追加する。 ・コンテンツインデックスの選択は、環境に応じて。コンテンツ インデックスを作成している場合は(2)で指定したもの、作っていない場合はPortal_Content ・コンテンツ ソースに、「Exchange Server パブリックフォルダ」を選択 ここがミソらしい。なぜパブリック フォルダだとうまくいくのかは不明。。 ・アドレス=sps://ポータル名/site$$$people

7. 検索範囲を追加。 ・トピックとエリア=トピックまたはエリアをインクルードしない ・コンテンツソースグループ=範囲を以下のコンテンツソースのグループに限定する、(6)で作成したコンテンツ ソースのみをオン

8). インデックスをフル更新

テンプレート化可能なサイズを変更する

サイトやライブラリ、リストをテンプレート化する際の上限値ですが、SharePoint v2v3ともに既定値が10MBだか20MBだかに設定されており、コンテンツを含めた形でテンプレート化もできますが、とてもこの上限値ではたりません。

ですが、SharePoint v3からは、上限値(というか設定値)を変えることができるようになっているようです。ただし、UIからではなく、コマンドを使う必要があります。

   

stsadm -o setproperty -propertyname max-template-document-size -pv サイズ(バイトで指定)

   

設定を変えると、サイト、リスト、ライブラリともに同じ値に設定されます。

   

#ただ気になるのが、普通、getpropertyで設定値を確認できるはずなんですが、ちょっとやった感じでは確認できなかったので、引き続き調査します。。