現在提供されているSharePoint関連のMCP試験を2科目受験してきました。
まずはざっくりと感想を。
それぞれの試験の傾向:
- 同じ「SharePoint v3」に関するMCP試験ではありますが、両者はまったく異質のテストになっています。
- 070-630(MOSS 2007):ポータル アプリケーションとしての機能や、管理・運用に関する問題が多い。こっちのテストは、ちゃんとMOSSもしくはWSSを触っていないと、きびしいですね。
- 070-631(WSS 3.0):インフラ要素が多い。こちらは一転して、WSSもMOSSも触っていなくても受かる可能性大。Windows環境での一般的なネットワークの知識や、Web サーバー(外部、内部)の公開に関する知識があれば大半は解けるはず。
- 製品カテゴリで試験を選択するよりも、自分のスキルセットがどっちなのかによって、受験する科目を選択した方が良いかもしれません。
- もちろん、両方受験&合格するに越したことはありませんが。
- とにかく、まずは受験してみた方が良い気がしました。とくにMOSS。なぜかというと、やっぱり自分が弱いところやあまり確認していなかったところに気付けるからです。
- 結果は二の次でいいと思います。
- たぶん、2回受験すれば、受かるレベルの問題だと思いますね。
- 1~2回SharePoint関連のプロジェクトに入った、ちょっと勉強した、という感じでは、1回の受験で合格するのは少々厳しいのかな?とも思いました。出題範囲が広いですので。
その他
- 両者の試験傾向の違いは、ある意味MSさんとしては両者のポジショニングが違うという明確な意識があるのでしょう。
- WSSはあくまでもプラットフォーム(インフラ)、MOSSがアプリケーション
- ただし、SIerもユーザーさんも、そんなことは関係ない気がしますね。価格も提供機能も異なるわけですから。
- なので、純粋にWSS 3.0技術者としてやっていらっしゃる方は、ちょっとどちらもテストも厳しいかもしれません。ポータル機能の大半はWSS 3.0が提供していて、ほとんどのユーザー要求機能はそれで満たされるはずなんですけどね。
- 逆に、実際提案とか実装するうえで、WSS?MOSS Standard?Enterprise?って意識しないと困るケースが大半なんですが、そのあたりは一切考慮しなくてOKです。SharePoint v3として提供しているフル機能で考えればいいので。
- とはいえ、Project Server と Forms Serverに特化した問題はありません(まぁそもそもないですね、Forms Serverだけで提供されている機能は)。
- やはり、日本語がおかしいのは変わらず。あと一部の名称は英語のままだったりしてました。
- ちょっと、回答するには前提条件が足りなくない?と思う部分はありました。基本的にはデフォルト設定だと考えればいいのでしょうが。。
- そもそもこの機能動くのか??という問題・回答は見受けられました。。が、まぁそこに疑問を持ち出すとダメですね。 例えば・・・
- 回答の選択肢の中に、「HTMLビューア サービスを利用する」なんてありましたが、現時点で動きません。
- WSSのテストで、IRMに関する回答がありましたが、IRMがサポートされている&ちゃんと動くのはMOSSのみのはず。それとも、回答の選択肢にあったように構成すればWSSでも動くのか??
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