2009/09/15

WSS 3.0では承認ワークフローは提供されない

見落としガチですが、WSS 3.0では「3段階の状態管理ワークフロー」しか提供されていません。
一番需要があるであろう「承認」ワークフローは、含まれていません。なんということか。 

■MOSSで標準提供されるワークフローテンプレート


  • 承認
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、承認を求める。
  • フィードバックの収集
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、フィードバックを求める。
  • 署名の収集
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、デジタル署名を収集する。
  • 廃棄承認
    レコード管理プロセスで、一定期間保管したコンテンツを廃棄する際に使用する。
  • 3 段階の状態管理
    3 つの状態をもとに、2 つのワークフローを連続的に処理する。既定では非アクティブ。
  • 申請書ワークフロー
    あらかじめ用意されているドキュメント ライブラリ内でのみ利用できる承認ワークフロー。組織図を作成し、それをもとに承認フローを実行できる。
    東アジアバージョンでのみ利用可能()。
  • 翻訳管理
    翻訳するドキュメントのコピーを作成し、翻訳タスクを翻訳者に割り当て、マニュアル等のドキュメント翻訳プロセスを管理する。翻訳管理ライブラリでのみ利用可能。
【補足】


  • 承認者を任意に変更・追加できたり、ワークフローの各段階でメッセージを送付したりと細やかな制御も可能で、すべてのアクションはログとして専用のリストに記録される
  • 標準提供のテンプレートは、ワークフローの開始オプション、既定値、完了後の処理などの指定以外は、カスタマイズできない 
  • 一部のテンプレートは、Officeからの利用に限定される 
    • 申請書ワークフロー 
    • 署名の収集
  • WSS 3.0で提供されるワークフローテンプレートは以下に限定される
    • 3段階の状態管理ワークフロー
  • ※申請書ワークフローの制限事項
    • 繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、または韓国語のいずれかのバージョンの Office SharePoint Server 2007 と Microsoft Office Enterprise 2007 の両方がインストールされている場合にのみ利用可能 
    • 非対応の言語で利用する方法 
      • 日本語、韓国語または中国語 のlanguage pack をインストールする 
      • また、申請書ワークフローをアクティブにするサイト コレクションで、言語設定を日本語、韓国語または中国語に設定する 
      • クライアント側のアプリケーションも日本語版、韓国語版または中国語 版が必要 
      • サーバーとクライアントの言語設定が一致している必要はない
    • 申請書ワークフローはトップレベルサイトでしか使用できない
    • 通常のワークフローのように作成できない 
    • 必ずOffice側でワークフローの開始と申請情報の入力を行う

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