といえば聞こえはいいんですが、実際にはSharePoint Designerで提供されている条件やアクションの範囲内でしか作成できません。
ですので、「ワークフロー」という意味ではそれほど有用性はないかもしれませんが、ノンコーディングでちょっとしたデータ操作に行うにはお手軽に使える機能だと思います。
■SharePoint Designerで提供されるアクティビティ
【条件】
選択肢
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構文および設定例
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ユーザー設定の条件
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[フィールド]
が
[値]
に
[等しい]
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タイトル フィールドにキーワードを含む
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タイトル フィールドに
[キーワード]
を含む
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指定した期間内に変更された
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[日付1]
から
[日付2]
の間に変更された
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指定したユーザーによって変更された
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[指定したユーザー]
によって変更された
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指定した期間内に作成された
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指定した
[期間内]
に作成された
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指定したユーザーによって作成された
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指定した
[ユーザー]
によって作成された
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指定したファイルの種類
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ファイルの種類が
[指定した種類]
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ファイル サイズが指定した範囲内
(キロバイト)
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ファイルのサイズが
[サイズ] KBから
[サイズ] KBの間
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【アクション】
To Do
アイテムを割り当てる
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リスト アイテムをコピーする
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指定した時間だけ停止する
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アイテムのチェックアウトを破棄する
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リスト アイテムを更新する
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指定した日まで停止する
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アイテムをチェックアウトする
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リスト アイテムを作成する
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電子メールを送信する
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アイテムをチェックインする
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ワークフローの変数を設定する
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動的文字列を作成する
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アイテムを削除する
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ワークフローを停止する
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日付/時刻フィールドの時刻部分を設定する
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コンテンツの承認状態を設定する
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計算を行う
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日付に時刻を追加する
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フォームをグループに割り当てる
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現在のアイテムでのフィールドの変更を待つ
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履歴リストに記録する
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ユーザーからデータを収集する
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現在のアイテムにフィールドを設定する
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■SharePoint Server 2007 と Designerだけではできないこと
- ワークフロー ステップの結合は1本のフローに収束する
- 設定画面の構成上、ワークフロー ステップのネストができない
- 一方通行のフローしか定義できない
- 分岐はIf Else しか指定できない
- ループ(While)の指定は不可
- 以前に通ったアクティビティには戻れない(終端に向かって一方通行)
- 待機は”現在のアイテムでのフィールドの変更を待つ”アクションで実現可能(WaitForActivity)
- 条件判定は”かつ”(and)しか指定できない
- “または”(or)やネストは指定不可
- 例:(条件A and 条件B) or (条件C)
- 動的な条件判定は不可
- 例:現在の時刻がサービス稼動時間の場合
- 機能的な制限
- SharePoint に特化したアクティビティしか使用できない
- 他の製品/システムとの接続を前提としていない
- ツールの特性上の制限
- 特定のリスト/ライブラリに組み込まれるため横展開(テンプレート化等)不可
- ウィザード ベースの定義画面によるフロー制御の制限
- 簡易な条件しか指定できない
- 開発要件と制限事項の検証が必要
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