2009/09/15

トップリンクバーのURL指定方法でのタブの振る舞い違い①


■ナビゲーション オプションで「このサイトを親サイトのトップ リンク バーに表示する」を選択した場合
サイトにアクセスすると、タブがアクティブになる



 ■絶対パスで指定した場合
サイトにアクセスしても、タブがアクティブにならない





■相対パスで指定した場合①
サイト名で終わらせた場合
サイトにアクセスしても、タブがアクティブにならない





■相対パスで指定した場合②
最後に/を含めた場合
サイトにアクセスすると、タブがアクティブになる





■相対パスで指定した場合③
ページを含めたURLを指定した場合
サイトにアクセスすると、タブがアクティブになる



インストールオプションでの違い

MOSSのインストール時に選択するオプションによって、サーバにインストールされるサービス等が異なってきます。
 共通】
 WSS Web Application がインストールされ、開始された状態
WFE として利用しない場合は、停止すること
【Web フロント エンドでインストールした場合】
Office SharePoint Server Search がインストールされない
Excel Calculation Services がインストールされない
⇒アプリケーションサーバとして動作しない状態

■【Web フロント エンド】でインストールした場合のサービス稼働状況



■【完全】 でインストールした場合のサービス稼働状況




トップレベルのサイトタブ

MOSSのトップリンクバー/タブの部分ですが、有効になっているフィーチャによって、名称や表示内容が異なってきます。

不思議です。



■トップ レベル サイト用のタブ①

トップ レベル サイトをWSS サイト テンプレートで作成した場合は、トップ用のタブが「ホーム」となる。
発行機能を有効化する(既定で無効)とトップ用のタブが「サイト名」に変化


■トップ レベル サイト用のタブ②

トップ レベル サイトを発行サイトで作成し、発行機能を無効化すると、タブ部分がなくなる

必要なタブを、【サイトの設定】の「トップリンクバー メニューから追加可能。



■トップ リンク バー

チームサイトで作った場合など(発行機能が有効になっていない状態)。

発行機能が有効になっている場合でも、設定画面には、アドレス直打ち(〜/_layouts/topnav.aspx)でアクセス可能ですが、
動作がどうなるかは未確認。



■ナビゲーション

発行機能が有効になっている場合。

設定画面のURLは〜/_layouts/AreaNavigationSettings.aspx

MOSSのブラウザの要件について

MOSSのブラウザの要件について、

MOSSSP2に関する情報も更新されて最新情報が分かるのはよいんですが

実際にはIE6 SP2以上がサポートされている範囲になります。




マイクロソフト的には「最新のサービスパック、セキュリティ更新プログラムをあてるのが当たり前」なのでしょうが、
実際運用中の企業様によっては、そうはいきません。。

#以前だと「最新のサービスパックが適応されていること」とかかいてあった気もするんですが。。



IE6 SP1で利用しようとすると、スクリプトエラーが表示されて、表示がどんどん崩れていきます。

ですので、SP2にあげるか、下記更新プログラムを適用する必要があります。

Internet Explorer 6 Service Pack 1 用累積的なセキュリティ更新プログラム (KB867801)


Windows 2003用の同じ更新プログラムは、下記URL




もうちょっと古い更新プログラムでもいけそうな感じではあります。

IE6の更新バージョンがQ832894のものでも、エラーがでずにアクセスできています。

通知メールに記載(ハイパーリンク)されるURL

【疑問】
Web拡張や代替アクセスマッピングの設定を行っている場合に、通知メールに記載されるURLはどうなるのか?

【検証結果】
通知内容はSharePoint ハイブ\TEMPLATE\XMLフォルダ内のalerttemplates.xmlにより決定されております。

通知メールのURLに相当する部分はSiteUrlで生成されています。
通知の文面に設定される具体的なURLは、今回確認した限りでは、
通知を設定した時のURLが設定される
・その後、どのURLでアクセスしてリスト/アイテムの変更等の操作をしても、通知を設定した際にアクセスしていたURLが設定されたメールが届く。
となります。


【悩み事】
1つのサイトに対して複数のURLを持っていても、各ユーザは必ず1つのアクセス経路しか利用しないのなら良いですが、アクセス経路が複数あるユーザの場合は難ありですね。。
・1つのコンテンツに対して通知設定をアクセス経路ごとに行ってもらう?
・通知メールからURLを取得して、アクセス経路に応じて手で入力しなおしてもらう?

う~ん、非現実的ですね。


エクスプローラビューで必要なポート

【現象】
エクスプローラ ビューを利用する際に動作が遅い

【解消方法】
エクスプローラ ビューを用いる場合、クライアント PC と MOSS サーバー間で、通常の Web アプリケーションのポート ( TCP 80 番など) 以外に、TCP 139 番と TCP 445 番のポートが利用されます。
TCP 139 番と TCP 445 番ポートが空いていない場合、表示までに数十秒かかることがあります。


クライアント PC と MOSS サーバーの実 IP アドレス間だけでなく、クライアント PC と MOSS サーバーの仮想 IP アドレス間でも、TCP 139 番と TCP 445 番ポートを空ける必要があります。

SharePoint Designerのワークフロー機能

MOSSでは、製品標準のワークフロー機能以外にも、SharePoint Designerを利用してワークフローを作成することができます。
といえば聞こえはいいんですが、実際にはSharePoint Designerで提供されている条件やアクションの範囲内でしか作成できません。

ですので、「ワークフロー」という意味ではそれほど有用性はないかもしれませんが、ノンコーディングでちょっとしたデータ操作に行うにはお手軽に使える機能だと思います。

■SharePoint Designerで提供されるアクティビティ
【条件】
選択肢
構文および設定例
ユーザー設定の条件
[フィールド] [] [等しい]
タイトル フィールドにキーワードを含む
タイトル フィールドに [キーワード] を含む
指定した期間内に変更された
[日付1] から [日付2] の間に変更された
指定したユーザーによって変更された
[指定したユーザー] によって変更された
指定した期間内に作成された
指定した [期間内] に作成された
指定したユーザーによって作成された
指定した [ユーザー] によって作成された
指定したファイルの種類
ファイルの種類が [指定した種類]
ファイル サイズが指定した範囲内 (キロバイト)
ファイルのサイズが [サイズ] KBから [サイズ] KBの間

【アクション】

To Do アイテムを割り当てる
リスト アイテムをコピーする
指定した時間だけ停止する
アイテムのチェックアウトを破棄する
リスト アイテムを更新する
指定した日まで停止する
アイテムをチェックアウトする
リスト アイテムを作成する
電子メールを送信する
アイテムをチェックインする
ワークフローの変数を設定する
動的文字列を作成する
アイテムを削除する
ワークフローを停止する
日付/時刻フィールドの時刻部分を設定する
コンテンツの承認状態を設定する
計算を行う
日付に時刻を追加する
フォームをグループに割り当てる
現在のアイテムでのフィールドの変更を待つ
履歴リストに記録する
ユーザーからデータを収集する
現在のアイテムにフィールドを設定する


■SharePoint Server 2007 と Designerだけではできないこと
  • ワークフロー ステップの結合は1本のフローに収束する

    • 設定画面の構成上、ワークフロー ステップのネストができない

  • 一方通行のフローしか定義できない
  • 分岐はIf Else しか指定できない

    • ループ(While)の指定は不可
    • 以前に通ったアクティビティには戻れない(終端に向かって一方通行)
    • 待機は”現在のアイテムでのフィールドの変更を待つ”アクションで実現可能(WaitForActivity)

  • 条件判定は”かつ”(and)しか指定できない

    • “または”(or)やネストは指定不可

      • 例:(条件A and 条件B) or (条件C)

    • 動的な条件判定は不可

      • 例:現在の時刻がサービス稼動時間の場合

  • 機能的な制限

    • SharePoint に特化したアクティビティしか使用できない
    • 他の製品/システムとの接続を前提としていない

  • ツールの特性上の制限

    • 特定のリスト/ライブラリに組み込まれるため横展開(テンプレート化等)不可
    • ウィザード ベースの定義画面によるフロー制御の制限
    • 簡易な条件しか指定できない 
    • 開発要件と制限事項の検証が必要

WSS 3.0では承認ワークフローは提供されない

見落としガチですが、WSS 3.0では「3段階の状態管理ワークフロー」しか提供されていません。
一番需要があるであろう「承認」ワークフローは、含まれていません。なんということか。 

■MOSSで標準提供されるワークフローテンプレート


  • 承認
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、承認を求める。
  • フィードバックの収集
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、フィードバックを求める。
  • 署名の収集
    ドキュメントまたはアイテムを複数のユーザーに回覧し、デジタル署名を収集する。
  • 廃棄承認
    レコード管理プロセスで、一定期間保管したコンテンツを廃棄する際に使用する。
  • 3 段階の状態管理
    3 つの状態をもとに、2 つのワークフローを連続的に処理する。既定では非アクティブ。
  • 申請書ワークフロー
    あらかじめ用意されているドキュメント ライブラリ内でのみ利用できる承認ワークフロー。組織図を作成し、それをもとに承認フローを実行できる。
    東アジアバージョンでのみ利用可能()。
  • 翻訳管理
    翻訳するドキュメントのコピーを作成し、翻訳タスクを翻訳者に割り当て、マニュアル等のドキュメント翻訳プロセスを管理する。翻訳管理ライブラリでのみ利用可能。
【補足】


  • 承認者を任意に変更・追加できたり、ワークフローの各段階でメッセージを送付したりと細やかな制御も可能で、すべてのアクションはログとして専用のリストに記録される
  • 標準提供のテンプレートは、ワークフローの開始オプション、既定値、完了後の処理などの指定以外は、カスタマイズできない 
  • 一部のテンプレートは、Officeからの利用に限定される 
    • 申請書ワークフロー 
    • 署名の収集
  • WSS 3.0で提供されるワークフローテンプレートは以下に限定される
    • 3段階の状態管理ワークフロー
  • ※申請書ワークフローの制限事項
    • 繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、または韓国語のいずれかのバージョンの Office SharePoint Server 2007 と Microsoft Office Enterprise 2007 の両方がインストールされている場合にのみ利用可能 
    • 非対応の言語で利用する方法 
      • 日本語、韓国語または中国語 のlanguage pack をインストールする 
      • また、申請書ワークフローをアクティブにするサイト コレクションで、言語設定を日本語、韓国語または中国語に設定する 
      • クライアント側のアプリケーションも日本語版、韓国語版または中国語 版が必要 
      • サーバーとクライアントの言語設定が一致している必要はない
    • 申請書ワークフローはトップレベルサイトでしか使用できない
    • 通常のワークフローのように作成できない 
    • 必ずOffice側でワークフローの開始と申請情報の入力を行う

2009/09/14

「サイトコレクションの自動削除」の動作

「サイトコレクションの使用確認と自動削除」機能は、対象となるサイトコレクションのサイトに対しユーザーからの通常のアクセスの有無を判断して、確認メールの送信が行われる動作ではないとのこと。

サイト コレクションの作成、または使用の確認を判断している動作は、サイトコレクションの使用確認と自動削除の設定において送信された確認メールに記載されている [Web サイトの使用確認] のページにアクセスされたタイミングによって決定されます。


サイト コレクションを作成すると、サイトがデータベースに追加され、アクティブ サイトとして記録されます。指定された時間が経過すると、使用されていないサイト コレクションを再確認するか、または削除するように求める電子メール通知が送信されます。


その電子メール通知に記載されている [Web サイトの使用確認] ページにアクセスしたタイミングで、サイトコレクションとして使用されていない日数と、サイト コレクションの期限切れの確認メールの通知回数がリセットされ、以降、[確認と自動削除の設定] ページで設定された日数の間は、確認メールが送信されない動作となります。


※[Web サイトの使用確認] のページ:
サイトコレクションのURL/_layouts/useconfirmation.aspx

MOSSでの禁止文字

KB905231「SPS2003、MOSS 2007のサイト、フォルダ、ファイルで使用できない文字」で公開されているもの以外にも、MOSS環境で禁止文字として登録されているものが存在するとのこと。



KB905231 に記載されている文字以外に文字コードとして00 - 0F と 10 - 1F 、7F 、 80 - 8F 、90 - 9F(左記範囲のIME特殊文字 Unicode(基本多言語-基本ラテン))も禁止文字として登録されているようです。


ただし、この問題はMOSS/WSS 3.0環境でのみ発生します。SPS/WSS2.0ではアップ可能です。


Office ファイルのロックと解除の動作

【現象】
• MOSS上のOffice文書をチェックアウトして編集したが、Office文書のチェックインができない。
• 翌日など、一定時間経過後に確認頂いたところ、チェックインができ現象が解消している。

【想定される原因】
現象が発生したファイルをチェックアウト中(ファイルの書き込みロック中)に何らかの原因により、クライアント(Vista)端末とMOSSサーバ間の通信が経たれ、編集した内容を保存する際、Windows Vistaの書き込みロックがタイムアウトになるまでチェックインできなかった可能性があります。
タイムアウト時間を経過すると解消する。

【Office ファイルのロックと解除の動作】
1. SharePoint サーバーにアップロードされたファイルを編集する際、クライアントは Office ファイルのロック時間を含む Lock リクエストを SharePoint サーバーに送信します。


2. SharePoint サーバーは、クライアントから受信した Lock リクエストに基づいてロック時間をコンテンツ データ ベース内のテーブルに設定します。


3. クライアントにて Office ファイルを編集中に、SharePoint サーバーにリクエストしたロック時間がタイム アウトになると、クライアントは Refresh リクエストを SharePoint サーバーに送信し、ロック時間の延長を要求します。


4-1.クライアントが編集している Office ファイルを閉じた場合、ロック解放のためのリクエストが SharePoint サーバーに送信され、ロックが解除されます。


4-2.クライアントがクラッシュした場合など SharePoint サーバーにて設定されたロック時間内にクライアントからの通知がない場合、SharePoint サーバーはそのロックを強制的に解除します。



Office ファイルを編集モードで開いた場合のロック解除時間(SharePoint サーバーに送信するロック時間)は、クライアントOS側にてハード コードされているようで、Windows XP では 10 分、Windows Vista では 60 分とのこと。

Vistaでアクティブなウィンドウの後ろに、新しいプログラムのウィンドウが表示されてしまう

【現象】
Vistaで、アクティブなウィンドウの裏に認証画面のポップアップ画面が表示されるが、前面に表示されるようにすることはできないか?


【回答】
下記KBの「レジストリ変更」で回避可能。

Windows 2000 ベース、Windows XP ベース、Windows Server 2003 ベース、または Windows Vista ベースのコンピュータで、新しいプログラムのウィンドウが、開いている他のすべてのウィンドウの後ろに表示される 

■レジストリの変更
この問題を解決するには、レジストリ エディタで ForegroundLockTimeout レジストリ エントリの値を変更します。


次の手順を実行します。


1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに regedit と入力し、[OK] をクリックします。
2. レジストリ エディタで、次のレジストリ サブキーを見つけて、キーをクリックします。 HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
3. 右側のウィンドウで、[ForegroundLockTimeout] を見つけてダブルクリックします。
4. [表記] の [10 進] をクリックし、[値のデータ] ボックスに 0 と入力して、[OK] をクリックします。 注 : ForegroundLockTimeout レジストリ エントリのデフォルト値 (10 進) は、200000 に設定されています。
5. レジストリ エディタを終了します。
6. コンピュータを再起動します。

2009/09/10

WSSの検索インデックスの再構成

MOSSの場合はSSPから検索関連の管理操作を行えますが、WSSの場合はSSPがないので、検索関連の設定/管理はUIから行えません。

WSSでのインデックスの更新関連の操作は、以下のコマンドラインから実行します。


■インデックスの再構成

フルクロールを停止および開始する
stsadm.exe -o spsearch -action fullcrawlstop
stsadm.exe -o spsearch -action fullcrawlstart

■インデックスのリセット

WSSSeachサービス(Spsearch) を停止し、特定の検索サーバーのインデックス ファイルをすべて削除する
stsadm -o spsearch -action stop


※上記コマンドラインを実行すると、"警告 : このサーバー上で有効にされていた Windows SharePoint Services Search サービスがアンインストールされ、すべてのインデックス ファイルが削除されます。インデックス内のすべてのデータを完全に削除してもよろしいですか? [y/n]" という警告メッセージが表示されます。
このメッセージが表示されないようにするには、f パラメータを使用します。

■その他
その他、WSS Searchサービス(spsearch)関連の操作や詳細情報は下記参照

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc288507.aspx


コンテンツDB内のサイトコレクションおよびサブサイトの一覧を取得する

!!! WSS/MOSSのSP2で拡張された機能です !!!

コンテンツ データベース内のすべてのサイト コレクションおよびサブサイトの ID とサイト マップの状態を表示します。
stsadm -o enumallwebs -databasename データベース名 [-databaseserver <データベース サーバー名>]
出力結果はこんな感じです。




サイトコレクションやサイトのID、テンプレートのIDなども出力されるので、それなりに使い道はありそうですが、コンテンツDBを指定しないといけないので、WebアプリやコンテンツDBが複数ある場合はちょっと面倒ですね。。

【サイト マップの状態について】
サイト マップには、参照可能な登録済みのサイト コレクションが含まれています。サイト マップに登録されていないサイト コレクションは、一般に、"孤立した" サイト コレクションと呼ばれます。
サイト コレクションは、通常、Web アプリケーションにアタッチされるコンテンツ データベース上にあり、そのデータベースが既に同じ URL (Uniform Resource Locator) パスのサイト コレクションを含んでいるときに孤立します。これは、サイト コレクションが 1 つの Web アプリケーション上で同一の URL パスを共有できないためです。サイト マップに最初に登録されたサイト コレクションにのみアクセスできます。同じ URL パスを使用する他のサイト コレクションはすべて、サイト マップに登録されず、孤立していると見なされます。孤立したサイト コレクションのデータはそのまま残りますが、アクセスするには、そのコンテンツ データベースを現在の Web アプリケーションからデタッチして、同一の URL パスで登録済みのサイト コレクションを含んでいない Web アプリケーションにアタッチする必要があります。
詳細はhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd789634.aspx


ドキュメントライブラリのファイル更新日時の不整合

【現象】


• ドキュメントライブラリをWindowsエクスプローラで表示して、ファイルを更新した。

• Windowsエクスプローラで表示されるファイルの「更新日時」が更新前のファイルのままである。

• Internet Explorerでドキュメントライブラリを表示して更新日時を確認すると正しい日時が表示されている。


【理由】


Windowsエクスプローラを使用してドキュメント ライブラリのファイルを参照する際、WindowsエクスプローラはMOSS 2007から得られる日時の情報のうち、以下のいずれかの日時を使用して更新日時として表示します(両方の日時が取得された場合は B) の日時を表示します)。

A) MOSS 2007 が管理する更新日時 (ブラウザからドキュメント ライブラリを参照した際に表示される更新日時)
B) ファイルのプロパティが持つ更新日時

ドキュメント ライブラリにファイルがアップロードされた場合、全てのファイルに「A) MOSS 2007 が管理する更新日時」の情報が付与されます。

Windowsエクスプローラを使用してファイルをアップロードした場合、A) の情報に加えて「B)ファイルのプロパティが持つ更新日時」の情報が付与されます。


上記「現象」では、Windowsエクスプローラを使用してファイルをアップロードしたことで、ファイルに A)、B) 両方の情報が付与されている状態であると考えられます。


このようなファイルを Windowsエクスプローラを使用して参照した場合、B) の日時が更新日時として表示されるため、ブラウザからドキュメント ライブラリを参照した際に表示される更新日時とは差異が生じます。


本動作は、仕様です。

SharePoint のサイトの [複数ファイルのアップロード] 操作中に Windows Vista 上の .zip ファイルを参照できない

【現象】
Windows VistaからSharePointサイトに「複数ドキュメントのアップロード」を行う際にZIPファイルが表示されない。

【原因】
Windows Vistaの仕様のため。


Windows Vista から SharePoint サイトにアクセス時、[複数のドキュメントのアップロード] 画面にて ZIPファイルが表示されない現象は、Windows Vista 上の ZIP ファイルを圧縮フォルダとして扱うことにより発生する問題です。
SharePoint サイト (SPS 2003 / WSS 2.0 / MOSS 2007 / WSS 3.0 を含む) での [複数のドキュメントのアップロード] 画面はファイルしか表示されない動作となっております。
Windows Vista 以前の OS では ZIPファイルに対し、一般的なファイルとして認識し、通常のファイルと同様に扱っているため問題は発生しません。
Windows Vista の場合はZIPファイルを圧縮フォルダとして認識しているため、一般的なフォルダと同様に ZIP ファイルも複数アップロード画面に表示されない現象が発生してしまいます。


本現象は、Windows Vista クライアントでの想定された動作となってしまいます。


【参考】
http://support.microsoft.com/kb/950649/ja






MOSS SP2で追加されるブロックされるファイル拡張子

SPが当たっていない状態と比較して、MOSS SP2では、以下のブロックされるファイル拡張子が追加されています。


・cnt
・gadget ←これはSP1で追加
・hpj


運用上は特に問題にならないかもしれませんが。